<連載3>やりがいはあってもお金がどんどん減っていく…!

起業ストーリー

ライフデザインナビゲーターの
くましろみのりです。

連載形式でお届けしている
私の起業ストーリー、
今回は3話目をお届けします。

連載第1話はこちら
<連載1>ガムシャラに闘っていた会社員時代の私と、マミートラック。

連載第2話はこちら
<連載2>私を起業へと突き動かしたのは、自分自身への強い怒りだった。

「ブロガー」として起業の第一歩を踏み出すも…

30歳の頃に
結婚と出産を経験したことで
マミートラックに乗ることとなり

自分のこれまでの働き方や
生き方について見つめ直した結果、

自分の可能性に蓋をせずに
一度きりの人生を思いっきり生きよう!

と決意した私は

2016年2月、
34歳の時に働き方と生き方を
大きくシフトチェンジするため

会社を退職して
個人事業主となりました。

会社を辞めて一番最初に取り組んだのは
自宅にいながら1人でできる
「ブログアフィリエイト」というビジネス。

当時は主婦ブロガーとして
片付けや断捨離、
家事の工夫などについて記事を書き、

記事に広告を乗せることで
広告収入を得ていました。

ブログは初期の頃から趣味ではなく
シゴトにするつもりだったので

稼いでいる主婦ブロガーさんの
オンラインブログ塾に参加して
その先生のやり方をモデリングして
とことん実践しました。

おかげで半年後には
在宅で自分のペースで
ブログを書きながら広告収入で

会社員時代のお給料を
越えることが出来るようになりました

…が。

その時、私は気づいたのです。

自宅でシゴトしながら
お金が入るのは嬉しいけれど、

広告収入では私は
シゴトのやりがいを感じられない

ということに。

お客様の顔が見えるビジネスがしたい…!

私にとって文章を書くこと自体は
時間さえあれば何時間でも
書き続けていられるほど
大好きなことだったので

自分が書いた記事の感想を頂いたり

「この記事がとても役に立ちました!」

などの感謝のメールやコメントを
読者さんからいただくことは
とても嬉しいことでしたが

広告収入、いわゆる
アフィリエイトというものは

誰がいつ、どんな思いで
私の記事に掲載されている広告を
クリックして何を買ったのかがわかりづらい

要は

お客様の顔が見えないビジネスでした。

自分がしているシゴトで
誰かや世の中の役に立てているという
実感に繋がりにくい、

直接的に人と関わることが
ほとんどないブロガーとしてのシゴトでは

お金を得ることはできても
私の心は喜べないのだ。

それでは生活のためにと途中から
割り切って働いていた会社員時代と
変わらないじゃないか。

そう気づいた私が次に
自分のビジネスとして始めたのが

女性を対象にした
「朝活習慣化オンラインサロン」
でした。

自分の経験を元にしたコミュニティ運営で、心が震える

実は私が会社員時代に
仕事と育児家事の両立の
狭間の闇に落ち、

もはや何のために働いて
生きているのかも
わからなくなってしまった時、

自分が人生において
本当に何を望んでいるのかを
知るための最初の手段として始めたのが

2人目の子どもの育休復帰直前に
始めたブログでした。

始めてすぐに
文章を書くことが楽しくて楽しくて
夢中になってしまい、

仕事と育児家事をこなしながらも
ブログを毎日書き続けるために

早朝3時起き(もはや夜ですね笑)
という超早起き習慣を身につけたことで

結果的にそれが会社員を卒業して
その後ブロガーに転身する
シフトチェンジに繋がった、
という背景がありました。

そして自分自身の体験から

会社員時代の自分のように
出産と育児を経験して
これからの働き方や生き方を
改めて考えたいと思う女性に

早起きと朝活の習慣化を通して
毎朝数分でも数十分でもいいから

母でも組織人でもない
たった一人の自分自身と
向き合う時間を創って欲しい

という思いを込めて始めたのが
全国&海外どこからでも
早朝家にいながらにして参加できる
「朝活女子オンラインサロン」
でした。

このサロンはブログの読者さんを中心に
1年間で全国から100名近くの方に
参加してもらうことができ、

たくさんの参加者さんから

「サロンのおかげで
自分のことが好きになれました!」

「心に余裕が生まれて子どもに
優しくできるようになりました!」

「朝活で自分と向き合えたことで、
本当にやりたいことを思い出すことが
出来ました!」

といった嬉しすぎる言葉を
たくさん頂きました。

会社員時代はやりがいよりも
とにかくがむしゃらに頑張って
男性以上に評価されることばかり
考えていましたが…

自分で創ったビジネスで
こんなにも多くの人から
感動や感謝の言葉を頂けることに
私自身の心が初めて、

感動で大きく震えました。

広告収入を得ていた
ブロガー時代と比べても
シゴトのやりがいという意味では
比較できないほどに
充実した日々を送っていましたが…

たった1つだけ、
大きな問題があったんです。

それは「お金」でした。

やりがいはあっても収入にならず、お金がどんどん減っていく…

収入よりも
シゴトのやりがいを求めたことで
実際の収入がブロガー時代よりも
激減してしまったのです。

サロン会費は有料といっても
月額数千円の低単価設定で、

何十人といる会員さんへの
コメント周りやワーク等の提供、

その他事務処理などを
ほとんど1人でこなしていたので

シゴト自体はとても楽しいものの
まさに貧乏暇なし状態。

平日も休日もずっとPCに
かじりついていて
体力的にも疲れていましたし

その上待ったなしでやってくる
毎日の家事育児…

精神的&肉体的余裕のなさから
子どもに対しても夫に対しても
イライラして当たってしまい、
そんな自分に自己嫌悪していました。

何より、やってもやっても
毎月の売上は10万そこそこで
生活は常に余裕がなく

会社員時代に貯めていた貯金も
あっという間に減っていき…

このままでは起業を諦めて
パートに出ないといけなくなる

という瀬戸際まで追い込まれました。

シゴトも家庭も自分の人生も
どれも諦めないでいい道を自分で創る!

そう決意して会社を辞めてから2年、

自分なりに試行錯誤して
頑張ってきたものの…

やはり女性が子育てしながら
やりがいのあるシゴトで

収入もしっかりと得て
時間と場所に縛られない
働き方をするなんて

全く現実的ではない、
夢物語だったのだろうか…?

そう悶々と悩み、心折れそうに
なっていた2018年の3月末に

友人の紹介を通して
私はある人に出会います。

その出会いが、私を起業家として
大きく変化成長させてくれた
ターニングポイントの始まりでした。

連載4話に続く▼
<連載4>あの日の「出会い」と「決断」がすべてを変えた。