今日は相反する2つのアイデアを結び付け、新しいアイデアを生み出すコツについて、iPhoneやノーベル賞の受賞者など、皆さんに馴染み深い例を参考に「ヤヌス的思考法」についてご紹介します!
こんにちは!
ライフデザインキャンプ秘書の
小浜やすこです。
今日は、
オリジナルビジネスを
創りたいと願う方の
第一関門!
「アイデアの発想法」について
とっても面白くて
ためになる思考法
お伝えしますね^^
皆さんは「ヤヌス的発想法」
聞いたことありますか?
あなたの、唯一無二の
ビジネスやサービスを生み出す
参考になれば嬉しいです^^
ヤヌスってなに?
まず、語源の
「ヤヌス」について
紐解いていきましょう。
ヤヌスというのは
ヤーヌス(Janus)とも呼ぶ
ローマ神話の神様の事です。
バチカン美術館で
双面神の像を見ることが
できます!
ヤーヌス(ヤヌス Janus)は、ローマ神話の出入り口と扉の守護神。
Wikipedia
前と後ろに反対向きの2つの顔を持つのが特徴の双面神である。
1月を司る神である。
前と後ろに
反対向きの二つの顔を
持っているのが特徴
なんですって!
確かに!!
顔が二つありますね^^
ヤヌス神は
未来と過去を見通す神様です。
一つは若い顔で未来を見て、
もう一方は老いていて
過去を見ていると言われています。
![](https://www.minorijinsei.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
上のTwitter画像では…
口が見えているほうが若いの?かな??
1月の語源はヤヌス神だった!
1月を司る神と
言われていますが
1月が英語でJanuaryと
表記されるのは
ヤヌス(Janus)神が
由来です。
これは、ヤヌス神が
門や扉の守護神で
入口の神様だったから。
入口=物事のはじまり
と考えられたのですね。
そしてローマの神々の中では
最も古い神様であることも
理由の一つとされています。
ヤヌス的思考法とは?
ヤヌス神について
「二つの顔を持つ」
「始まりと終わりの神様」
という理解を得た上で
今日のメイン
【ヤヌス的思考法】
の解説に入ります^^
ヤヌス的思考法とは
相反する2つのアイデアを
結び付けて
新しいアイデアを
生み出す発想法
のことです!
とても両立しない
2つの物事が
実現する方法を考える
思考法ですね。
矛盾したことを
組み合わせて
実現可能にするので
画期的なアイデアが
生まれやすいんです!
相反する・矛盾するアイデアって?
「相反するアイデア」と聞いて
どのようなことを
思い浮かべますか?
- 安いけどおいしい
- 暗いけどよく見える
- 少ない(小さい)けど腹持ちがいい
ひとつの事に対して
「当たり前」の
イメージをあげて
それを反対にするという
イメージを持つと
分かりやすいですね^^
例)「暗いけどよく見える」
「暗い」の当たり前
→夜・見えない・光がない・影・黒・闇・暗黒・怖い・日没・夜明け・動けない・走れない・遊べない
・暗い×よく見える(見えないの反対)→夜間運転用の眼鏡
・暗い×遊ぶ(遊べない・動けないの反対)→ナイトサファリ
このような商品やサービスは
もしかしたら
ヤヌス的思考法から
生まれたのかもしれませんね^^
ヤヌス的思考を活用した事例【iPhone】
ヤヌス的思考法は
矛盾したアイデアを
実現可能なものにする
発想法です。
これは
周囲からは
バカバカしいと
思われそうな
組み合わせについて
真剣に考えること
でもあります!
今では私たちの日常に
欠かせないものだけど
当時は到底実現不可能だと
思われていたものの一つが
iPhoneです!
![](https://www.minorijinsei.com/wp-content/uploads/2023/01/23972641_s-1.jpg)
iPhoneが最初に
世に出たのは2007年1月でした。
Appleが2003年から
Windowsに対抗する形で
進めていた
Project Purple(プロジェクトパープル)
というプロジェクトから
始まったそうです。
では、iPhoneを開発した
AppleとApple元CEOスティーブ・ジョブズ氏が
結び付けた
2つのヤヌス的思考法を紹介します!
携帯電話×音楽プレイヤー
Appleは
2001年に発売した
iPod(携帯型音楽プレイヤー)を
改良する中で
携帯電話を持つユーザーが
一体型の商品を求めるのでは?
と考えました。
結果的に
このプロジェクトは
一度止まってしまいましたが
この時
携帯電話×音楽プレイヤー(iPod)を
結び付けたことが
ヤヌス的思考法ですね!
この発想は2005年に
iTunes電話として
商品化されています。
携帯電話×タッチパネル
2010年に
Apple元CEOスティーブ・ジョブズ氏は
iPhoneのアイデアが
生まれた瞬間について
インタビューに応じています。
All Things Dカンファレンス(2010年開催)
「秘密をお話しします。それはタブレットから始まりました。ガラスディスプレイ、指で入力できるマルチタッチディスプレイについて考えていました。私はそれについて人々に尋ねました。
そして、6か月後、彼らはこの素晴らしいディスプレイで戻ってきました。そして、私たちの本当に素晴らしいUIの人の一人にそれを渡しました。彼はスクロール機能やその他のものを手に入れました。
私は「これで電話を作れます!」と思った。そこで、タブレットを脇に置き、iPhoneで作業を始めました。」
iPhoneのアイデアが生まれた瞬間について語るスティーブ・ジョブズ氏 WSJ
iPhoneの決定的な
アイデアは
スティーブ・ジョブズ氏が
携帯電話×タッチパネル
という2つの
相容れないものを
組み合わせたことで
生まれました!
この2つのヤヌス的思考法を元に開発されたのがiPhone
携帯電話×音楽プレイヤー(iPod)
携帯電話×タッチパネル
このヤヌス的思考法から
生まれた
2つのアイデアと
そこから、更に
今まではあり得なかった者同士を
組み合わせて
- ワイド画面&タッチ操作が出来る
デジタルオーディオプレーヤー「iPod」 - インターネット閲覧機能
- 携帯電話機能
- 電子メール機能
が搭載された
伝説の初代iPhoneの
プレゼンテーションに
繋がりました。
![](https://www.minorijinsei.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
ワイド画面&タッチ操作が出来る
デジタルオーディオプレーヤー「iPod」は、
【画面上に全ての機能を搭載するMacの技術】
と【マウスを使わず指で操作する機能】
×タッチパネル
で実現しました!
これもヤヌス的思考法ですね^^
ヤヌス的思考法を活用したノーベル賞受賞者
ヤヌス的思考法は
商品開発分野だけに
効果を発揮するものでは
ありません。
精神科医の
アルバート・ローゼンバーグ博士が
22人のノーベル賞受賞者を
対象に行ったインタビューで
多くのノーベル賞受賞者が
「ヤヌス的思考法」を
活用することで
クリエイティブ(創造的な)
発想を思いつく
という共通点が分かったそうです。
アインシュタインの相対性理論や
ヴェルナー・ハイゼンベルクが
提唱した量子論
ニュートンが発見した
万有引力の法則など
世界的に有名な科学者も
ヤヌス的思考法を
活用してアイデアを得ていたのですね。
科学の常識を変え
これまでの日常の「当たり前」を変え
私たちの生活を激変させる
発想を生む可能性がある発想法
それがヤヌス的思考法
なんです!
![](https://www.minorijinsei.com/wp-content/uploads/2023/01/4044291_m-1024x683.jpg)
常識を取り払うと新しいアイデアが生まれる
ヤヌス的思考法が
元となった
様々なアイデアは
私たちの日常に
欠かせないものになっています。
しかし、
これらのアイデアも
発見された当時は
理解されない
呆れられるような
イメージを持たれていたので
はないでしょうか?
私たちが求めている
唯一無二のオリジナルメソッドも
同じです。
全世界の人に
求められるのではなく
〇〇の悩みに対する解決策を
本当に求めている
ただ一人のお客様に
届けること
この気持ちを軸に
アイデア発掘を続けましょう!