みのりです。
「できるなら、自分が好きなことを仕事にしたい」
そう思っている人は今の世の中には多いのではないでしょうか?
だけど、「じゃあそれをやればいいよ」って周りから言われると…
「でも、好きなことをやったとしてもそれが仕事になるかどうかなんて分からないし、怖い」
と思ってしまう人も多いのではと思います。
わたしは2年半前に会社員を卒業して、好きなことを仕事にするプロセスを歩み始めました。
この2年半を改めて振り返ってみて、「好きを仕事にする」という過程において1つ分かったことがあるので、シェアさせてください。
「好きなことをする」の先にあるものは、結果ではない
「自分が好きなことを、仕事にする」
誰しもそんな生き方ができたら、きっと楽しい仕事人生が送れると思いますよね。
だけどそれをやりたい、目指そうって思った時に、まず最初に「結果を出すこと」にフォーカスして始めてしまうと、大体うまくいきません。
例えば「文章を書くのが好きだから、ブログを始めたい」と思った人が、
それを始める時や始めてすぐの頃に、
- もっとたくさんの人に読まれたい
- アクセス数を増やしたい
- ブログでうん何万稼げるようになりたい
と言った、ブログを書くことで得られる「結果」の部分にあまりにもフォーカスしすぎてしまうと…
勝手に自分でプレッシャーを感じて、ブログを書くハードルがグッと上がってしまい、書き続けることが難しくなります。
わたし自身のこれまでの経験から言えるのは、「好きなことをする」ことで最初に得られるのは結果ではない、ということなんです。
「これじゃなかった」体験こそが、本当の自分を教えてくれる
じゃあ、結果じゃなくて何が得られるのか?というと…
多くの場合、
「好きだと思ってやってみたけど、これじゃなかった」という体験です。
そしてその一見「失敗」と呼びたくなる苦い経験こそが、
自分が本当に好きなものを教えてくれる羅針盤なのです。
例えばわたしは2年半前、ブログを始めてから収入がほとんどないうちに会社を辞めてしまったのですが…
その時にまず考えたのは、
「ブログとライターの二刀流で好きなことを仕事にしよう!」
ということでした。
そして自分のブログを書きつつ、ランサーズなどのクラウドソーシングサービスに登録をして、ライター活動を数ヶ月やりました。
結果分かったのは、同じ「書く」という仕事でも…
わたしにライター業は向いてない!
ということでした。
文章を書くのはたしかに好きだけど、クライアントの要望通りのテーマについて、締め切りまでに調べてまとめて書く…
ということに、わたし自身は面白みをまったく見出せなかったんですね。
それよりも、自分の興味のあるテーマで日々の気づきを発信して、それによって誰かの気づきに貢献できるブロガーとしての仕事の方が、
当時のわたしにとっては何百倍も楽しいことなんだと気づいたのです。
だからわたしにとっての数カ月のライター経験は決して「失敗」ではなく…
「これじゃない」ことが明確に分かった貴重な体験になったのでした。
その体験がきっかけで、それまで以上にブログに力を入れるようになり、結果的に少しづつ収入に繋がっていったのです。
さらにその後、去年の春にわたしは思いつきました。
「わたしはブログが好きだから、自分が住んでる地域の情報についての特化ブログをつくろう!」
これを思いついた時は、まだその地域のお店やイベント情報について発信してるブロガーさんは少なかったし、
その新ブログのタイトルやヘッダー画像も頭の中でリアルにイメージ出来るほどだったので、
「このブログは間違いなく成功する!」
って思ったんですよね。
それでこのブログとは別にサーバーをレンタルして、Word Pressというブログサービスを新たに使い、
ブログテーマもわざわざ最初から有料のものを選んで、地域特化ブログを始めたのですが…
たった2記事だけ書いて、それ以後その地域情報記事を更新することはありませんでした…!
わたしはブログを書くことも、住んでいる地域の美味しいお店にご飯を食べに行くことも好きだったんですが…
その具体的情報を、細かく整理して伝えることが好きなわけではなかったんですね。
同じ「ブログに書いて伝える」ということでも…
暮らしの中での実用的なお役立ち情報より、
自分が日々の体験の中で得た内面の「気づき」や「新たに発見した視点」を周りにシェアすることが好きだった。
ということに、地域特化ブログを作ってみて初めて気づいたのです。
この新ブログを始めるために、サーバーやブログのテーマ代などで数万円の自己投資をしたわけですが、
これもわたしの中では「失敗」でなくて、
- 自分が本当に好きなことがさらに分かった
だけでなく、
- Word Pressの基本的な使い方を学べた
- その後別の活動でこのブログを活用できた
というさらなるメリットも生み出してくれた、貴重な体験になりました。
ちなみにこの時の気づきをもとに、その数ヶ月後に早起きオンラインコミュニティを始めることになったので…
この時の「これじゃなかった」体験がなかったら、今のわたしの活動は生まれてなかったかもしれませんね。
まず結果はおいといて、「好きなこと」をやってみよう
新しいことを始める時って、失敗は出来るだけ回避したいと思ってしまいませんか?
好きなことをするにしても、それで上手くいかなかったことを考えると怖くて、一歩踏み出せない…
という人は多いと思うんです。
でも怖いからと言ってそれを後回しにしていると、いつまでたっても「好き」の一歩は踏み出せないし、
その後にやってくる、「これじゃなかった体験」によって自分を知るプロセスにはたどり着けません。
もちろん人によっては、慎重にじっくりとやることを選んで、魚の一本釣りのように一発で自分の「本当に心から好き」を仕事にしてしまうこともあると思います。
でももしあなたが、好きなことをやろうかやるまいか悩んでいて…
もう一体どうしたいか分からなくなってきてるような状態であれば、
そんなあなたに今必要なことは、とにかく船を出して沖に出ることです。
やってみて、「これじゃなかった」って浜に押し戻されそうになったら、それこそ本当に自分が好きなことを見つけて新たな波に乗るチャンス到来!
そのチャンスをつかむためにも、好きなこと、「やってみたい!」と思ったことを、
まずは結果にこだわらず、損得勘定なしで楽しんでみませんか?
人がどう思うかとか、もし失敗したら…とかそんなことはとりあえず浜にドスンと置いておいて、
自分がその時一番ワクワクすることだけを乗せて、船を漕ぎ出してみませんか?
あなたが不安や恐れよりもワクワクを選んで小さくでも進み続けるのであれば…
きっとその先に待っている海は、あなたが思っているよりもずっとずっと優しく広い世界だと気づくはず。
好きなことをして、もっとワクワクしながら生きていきたいあなたと、
そしてなにより今のわたし自身へに向けて書きました。
毎日、毎瞬、ワクワクすることを選ぼう!
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